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ブラッディマンデイ2最終回の感想

 ブラッディマンデイ2最終回の感想

 いくつもの矛盾が指摘されるストーリーでしたが、倉野医師を演じる満島ひかりさんと南海を演じる芦名星さんの名演技に泣かされたので満足しました。特に芦名星さんは重症を負っていてファルコンがかまおうとしても、それでもファルコンにスパイダーを追わせるために、自分の頭に銃を突きつけて自殺しようとしました。そのシーンに思わず泣いてしまいた。迫真の演技だったと思います。

 ファルコンがスパイダーにしかけられたパスワードの解読と臨界点を超えた反応をとめるハッキング(ファルコンは勝てないとまで豪語されていたにもかかわらず)を短時間で成功させたのには理由があります。今までのインターネットができる環境では、ファルコンは外部にあるハッキング済みの多数のパソコンを並列でつなぎ処理スピードを上げる方法を使用してきました。余談ですが、以前アップルコンピュータがPowerPCを搭載したマッキントッシュを発売したときに、海外の研究所が大型コンピュータを購入するとコストがかかるので、マッキントッシュを数多く並列につないで演算していたところもあったほどです。話を戻しましょう。今回は外部にアクセスできない環境で成功させました。それは放映時間の都合上説明できなかったのでしょうが、実際にはどの原子力発電所にも有事の際をシミュレーションできる最速のスーパーコンピュータが設置されているので、それをハッキングして処理スピードを上げたわけです。ファルコンの腕を知り尽くしていたつもりだったのでしょうが、スパイダーには誤算があったのです。稼動前の原発に設置された最新のスーパーコンピュータの演算速度とマルチタスクの能力を計算に入れていなかったのです。ファルコンはスパコンの能力を瞬時に判断しパスワードの解読のプログラムと反応をとめるプログラムを同時に走らせたわけです。

 倉野がスパイダーと名乗っている理由がわかるシーンがありました。幼い頃に藤丸にコンピュータが蜘蛛の巣(WEB)のように張り巡らされて世界がひとつになっていくということを話していました。が、実際にはアメリカは旧ソ連からの核を搭載したICBM(大陸弾道弾ミサイル)でアメリカ本土が攻撃されても情報が滞ることがないようにコンピュータのネットワークで蜘蛛の巣(WEB)を作っておいたというのが起源です。その後冷戦が終わり軍事目的から公益や商用目的でWWW(World Wide Web)へと変遷していったのです。

 もうひとつ説明しておかなければならないと感じたのが、ファルコンが地上から人工衛星をハッキングしたシーンです。冷戦が終わるまで軍事衛星として利用されていましたが、その後民間委託になったわけです。人工衛星から送られてくるデータなのですが、一般に使用されているカーナビなどでは複数の人工衛星の位置データの平均を出しています。複数のうちのひとつのデータを見ると明らかに他の人工衛星のデータと少しかけ離れたものがあります。それを地上から誤差修正できるのです。これに関連してですが、先日トマホーク(巡航ミサイル)が引退しました。トマホークには地図とGPSが備わっていて、かなりの精度で目標物を攻撃することができました。さて敵国もGPSを使った兵器をアメリカに打ち込むことができるでしょうか。実はアメリカサイドで有事の際はそれらの人工衛星のデータを止めることができるのです。それでヨーロッパは独自にGPS用の人工衛星を打ち上げようという計画が出ています。あるYAHOOの質問袋で飛行機の中からでも人工衛星をハッキングできるのですかという質問がありましたが、不可能なことではないでしょう。

 テレビでは黒幕がJになっていました。黒幕としてJとスパイダーの共謀説、教授と呼ばれる男の二重スパイ説(ダブルエージェント)、魔弾の射手を一網打尽にする高木竜之介の潜入捜査説を思いつきましたが、矛盾の少なさから高木竜之介を黒幕にして考えていました。

 Jが被爆もしていないし、すべてスパイダーとの演技だったと告白していましたが、これには無理がありすぎます。

1.旧ソ連のチェルノブイリ原発事故で広島大学医学部が事故後の対応で貢献したのは有名ですが、被爆しているかしていないかは専門機関が検査するので、Jが被爆しているのは明らかです。

2.倉野医師の上司である明石医師が「Jはもうすぐ死ぬ」と判断しているのに、新人医師である倉野医師がJが被爆していないことを隠蔽できるはずがありません。

3.核爆弾が積み込まれた飛行機でパスワードを解除できる人物が爆発直前まで現れませんでした。ということはJだけでなく霧島、槇村、魔弾の射手の江本、すべての乗客が死亡したということになります。そのとき倉野医師はあおいを殺す手はずを整えていました。となればファルコンはあおいを見殺しにしてでも、パスワードを解除するとJもスパイダーも100%確信していたことになります。これはさすがにありえません。ありえるとすれば、Jが某国のテロリストと日本人のテロリストの仲介をしたが、某国のテロリストが裏切ったという想定です。するとつじつまが合うようで合わなくなります。どのように日本人である江本を自爆テロへ洗脳したかということと、どうして日本人であるビーストがこの時点で粛清されることに気づいて逃げなかったかということです。この二人には何のメリットがあったのでしょうか?確かにこの場合でもスパイダーは東京壊滅には成功するわけですが、某国のテロリストが裏切り者であると気づくのは当然です。最終回でレディバードが「スパイダー、裏切ったな。」と叫ぶシーンがありますが、いまごろそんなことを言われても。。。となってしまいます。

4.Jが藤丸に「僕にも守るもの(K)ができた。」と伝えましたが、ツァーリボンバーで原発を吹き飛ばせば、JもKも一緒にみんな死んでしまうので、これもありえません。

5.ホーネットがネット上でスパイダーにハッキング技術を教わったとしても、スパイダーがいつ誰にどこでどのようにしてファルコンのハッキング技術を盗むことができたのか不明です。ファルコンに気づかれずに、ネット上でも気づかれず、ファルコンの周りにいるサードアイにも気づかれずに、どうやってはファルコンの思考パターンを身につけたのか謎になります。Jや教授と呼ばれる男を黒幕にすると説明できませんが、黒幕が高木竜之介であれば納得できます。竜之介がスパイダーにどれだけのレベルであればファルコンを超えることができるという判断基準をアドバイスさえできれば、ファルコンを監視する必要がないからです。

 したがって黒幕はJではなかったはずなのです。

 では教授と呼ばれる男が二重スパイ(ダブルエージェント)だった場合は?

1.総理と親しいのを利用して、某国の侵略を実行しようとした場合、飛行機の核爆弾を爆発させるのを妨害するファルコンを響に監禁させるか始末させたはずです。

2.某国から中距離ミサイルを日本に散在する原発に向かって発射されても、それらが命中するどころか海に落ちる程度の精度しかないことを知っているはずです。それによって連合国に某国が占領されるのが明らかなわけです。

3.某国のファシズムに気づけば、ビーストが仲間に加わるはずがありません。ホロコーストを例に日本人はナショナリズムから粛清されるのですから。何のメリットがあったのでしょうか?ビーストがマヤと戦ったときは防弾チョッキをしていたにもかかわらず、最終回では防弾チョッキをしておらずレディバードに何発も撃たれて死にました。それではテロの目的とかナショナリズムを理解していなかった愚かな人物になってしまいます。

4.ツァーリボンバーを核施設で爆発させるにはウィザード級のハッカーが必要で、藤丸を仲間に引き込むか、高木竜之介を引き込むか、彼ら二人の両方か片方でもいいから倉野医師に技術を教え込むことが必要となります。高木親子は拒否するだろうし、倉野医師は二人を憎んでいるのでこれもありえません。

 したがって教授と呼ばれる男も黒幕ではなかったのです。

 結局、製作スタッフはこれらの矛盾点を克服できなくなり、8話での倉野役の満島ひかりさんの演技力、そして9話での満島ひかりさんだけでなく南海役の芦名星さんそれからJ役の成宮寛貴さんの演技で収拾つけようとしたにすぎません。自分として面白かったので矛盾点が多くても満足はしています。

 シーズン1は11回でシーズン2は2回分少ない9回なので、今シーズンはネタフリが多くて最終回までで収拾ができなくなったようです。

1.藤丸がアルバイトしているコンビニでレディバードが銃を乱射して暴れて、多数の死傷者が出したのですが、このとき「折原マヤ」と言って去っていったものだから余計後味が悪くなりました。これについてはまったく収拾不能と言えるでしょう。

2.折原マヤがレディバードのライフルで胸に弾を受けたにもかかわらず、軽症ですんでいたというこの理由が最後まで明らかにされませんでした。誰かが殺傷力の低い弾に摩り替えているというネタフリでした。その人物は魔弾の射手のメンバーではビーストしかありえません。結局最終回ではレディバードに粛清されましたが。

3.まだ魔弾の射手のホタルという人物が男か女かもわからない状況だったのに、萩原課長の口から女ということばが出てきました。またスパイダーの口癖「英雄の子」という言葉を萩原課長がつぶやくシーンもあって、誰かが魔弾の射手に潜入捜査していることをうかがわせているネタフリでした。原作を踏襲してビーストを高木竜之介に潜入捜査官として割り振りたかったのでしょうが、あまりにもTV版ではビーストは人を殺しすぎて収拾できなくなっていました。

 本当にブラッディマンデイ2はキャストに恵まれたなーというのが感想です。あら捜しをすればきりのないストーリーでしたが、脇役の方までも短いカットといえど迫真の演技をされたのが好感につながったのだと思います。私は特に前半のJ、澤北、Kのさりげなく見せる迫真の演技が好きでした。最後はもう満島ひかりさんに圧倒されっぱなしでした。

ブラッディマンデイ2の謎

 ブラッディマンデイ2の謎

 1.折原マヤが死んでしまったのか?

 2.朝田あおいが死んでしまったのか?

 3.澤北は復職できるのか?

 4.TV版のビーストは人を殺しすぎだから、原作のビーストと違うのではないか?

<謎解き>

 潜入捜査をしているビーストはツァーリボンバーを魔弾の射手から奪って、彼らを始末しなければならなかった。ところがサードアイにスパイがいるので、安易に自分の正体を暴露するわけにもいかず、罪のない人までも死傷させるといった非道な大芝居を打って出て某国出身の魔弾の射手のメンバーを信頼させなければならなかったのである。

1.マヤが第一回目に被弾したとき、どうして致命的な傷を負わずに死に至らなかったのか?このシーンがブラッディマンデイ2を通してもっとも大事なシーンなのである。

 そして第二回目に被弾する少し前に、ちらりと胸から一回目の傷をふさぐ白いパッドが見えるシーンがある。そのときに藤丸と音弥に「古傷が痛む」とマヤがもらすのである。第一回目のレディバードのライフルの弾丸が殺傷力のないものと差し替えれていたのである。ということは二回目はどうなるかである。端的に言えばマヤはどういう対応を強いられたかということである。

2.朝田あおいが完全に死亡するまでのシーンが放送されなかった。しかし、音弥はあおいの死体(おそらくは仮死状態)を確認したため、それによって某国出身の魔弾の射手のメンバーはスパイダー=倉野医師のハッキング能力と医療の実力を認識するに至った。無論、サードアイに潜むスパイ=ブルータス=澤北が信じてしまったからだが。

3.サードアイのメンバーで澤北がシングルマザーだということを知っていたのは誰か?と言えば高木竜之介を含むシーズン1のメンバーで、シーズン2からのメンバーである琢磨、植村、萩原は知りえない。しかしながら、復職は難しいであろう。

4.TV版のビーストは潜入捜査のため殺傷能力の低い弾丸を使っている。予断であるが、例外的に明石医師は死亡しているのではないかと思う。たぶん、セクハラをしたので(笑)。

 したがってシーズン1からの登場人物であるマヤやあおいがシーズン3で復活する可能性が十分あるが、悲しいことに満島ひかりさんが演じる倉野医師には壮絶な最期しか残されていないのである。想像しただけで涙が出てしまう。本当にTBSの製作スタッフはよく考えているなと感心した。このままだと、シーズン3での満島ひかりさんの復活がなくなりそうだから、あとはファルコンの奇跡のハッキングで、彼女を無傷で生贄から救ってほしい。

 

 

 

ブラッディマンデイ2の黒幕

ブラッディマンデイ2の黒幕は誰なのか?

ビースト=高木竜之介(生きています)

<再検証>
1.スパイダー=倉野医師は敷村教授の娘で正しいのか?

(1)教団の教祖のKを含む11人の子供の所在がシーズン1で確認が取れているので、教祖の子供ではない。
(2)高木竜之介はかなこと学生時代に知り合って結婚している。倉野は新人医師であるから24歳位で、浪人中の藤丸18歳と比べて6歳位年上である。竜之介を父親とするならば、腹違いかそうではないかを問わず、竜之介が高校生のときに造った子供になってしまう(笑)。
(3)敷村教授は高木竜之介と大学の同級生となっているが、医学部か薬学部出身者であるので浪人していて入学している可能性が高く、竜之介よりも年上と考えられる。敷村家と高木家は家族ぐるみで付き合いがあったわけで、藤丸が倉野に「藤丸くん遊ぼうよ。」と誘われても6歳年下だったことから倉野と遊んだ記憶を思い出せないのであろう。
(4)上記三人以外の父親であれば、竜之介と藤丸レベルのハッキング技術や思考を身につけることが出来ない。

 故に倉野医師は敷村教授の娘である。倉野という姓は母方の姓と推測される。

2.高木竜之介は生きているのか?

(1)スパイダーがずっと見ていたと藤丸に話している。藤丸はスパイダーである倉野を思い出せないでいるし、藤丸の周りにいつもいるサードアイさえ倉野の存在に気づいていない。しかし、スパイダーやホーネットが藤丸レベルの思考パターンのハッキング技術を持ち合わせている。

 故に高木竜之介は生きている。

3.高木竜之介はどこにいるのか?

(1)シーズン1からのサードアイのメンバーには当然ながらいない。シーズン2からのサードアイのメンバーである琢磨、植村、萩原にはすべてアリバイがあって高木竜之介ではない。
(2)政府のメンバーにも当然ながらいない。
(3)性転換して倉野医師になったわけではない(笑)。「英雄の子が悪魔の子に。。」と言っているので高木竜之介と藤丸に憎しみがある。
(4)教団関係者JやKでもない。
(5)魔弾の射手の某国出身者ではない。教授と呼ばれる男、響、ホタル、レディバードではない。
(6)赤石医師ではない。撃たれて殺されるわけもなく、逆に撃つ。
(7)ホーネット、八木、江本加奈のように若くはない。
(8)ビーストがスパイダーの顔を見て誰であるか知ったとき驚くが、スパイダーはビーストを見て気づかないシーンがある。ということは、高木竜之介は整形してビーストになったけれども、スパイダーである倉野はまだビーストが竜之介だと気づいていないということである。
(9)魔弾の射手のホタルが女性であることを萩原課長が漏らすシーンがあったり、スパイダーの「英雄の子が」という同じセリフを萩原課長がつぶやくシーンがある。それから、教授と呼ばれる男が某国のテロリストを説明し終わったときに、次に萩原課長が「ビースト」と切り出してしまうシーンがある。こういったこともあって萩原課長がスパイだとかスパイダーだとかに誤解されてしまったわけである。とどのつまり高木竜之介がビーストとして魔弾の射手へ潜入捜査していたことが理由である。
(10)ビーストとレディバードが折原マヤを殺すシーンがある。高木竜之介はかねてから折原マヤや教団のJやKを葬ってやりたいと思っていた。もちろん、友人である敷島教授の仇でもある。Jが輸送されてきたときに南海に言う言葉で、逆に南海がスパイダーと疑われてしまった。それはやっと憎きJを生贄にできると喜んだためである。

 故に高木竜之介はビーストとして生きている。
 高木竜之介がどうして生きているのかは以前の私のブログを参考にしてください。

ブラッディマンデイ2の最終回は悲しい結末が予想される。



ブラッディマンデイ2最終回での満島さんへの期待

倉野医師=スパイダー=生贄

 魔弾の射手が生贄が必要なシステムと言っている以上、核爆弾を起動または停止させるのに被爆するとか生体反応が不可欠というのであれば、倉野医師=スパイダーは最初から以下の理由で自分を生贄にするつもりだったということが伺える。

 電力会社にいるのは、藤丸、響、倉野、南海そして魔弾の射手のメンバーである。すでにJは解放されKと再会し、南海とモスキートは被弾しているから生贄にならない。また魔弾の射手は生贄が必要だと知っていて、Jと南海を連れてきたのだから自ら進んで生贄にはなろうとはしない。それから倉野は藤丸に南海を射殺させて「英雄の子から悪魔の子」にさせるつもりで藤丸一人で来るようように電話をしてきたのだから、響を除く生贄の候補としては倉野自身と藤丸の二人となる。その上スパイダーである倉野はファルコンが絶対に勝てないと言っている以上、最初から倉野は自分自身を生贄にするつもりだったということになる。

 Jには誤算があったはずである。Jの代わりに南海が生贄になったものだと信じているのである。Jの計画した勝利の方程式では、倉野自身が生贄になることまで計算に入っていなかっただろう。もし倉野が生贄になることを知っていたら、Jは止めたのではあるまいか。

 被爆する上、生体反応が必要なシステムを倉野が起動した場合、ファルコン=藤丸に勝ち目があるのだろうか?普通に考えれば、倉野の体をハッキングすることは不可能なはずであるが、どうやって可能にするのかが見物である。

 私はブラッディマンデイ2の最終回で、倉野医師役の満島ひかりさんの演技が日本中を涙の渦に変えるものだとを信じている。第8話でのあの豹変ぶりの演技を見て、アイドルと思い込んでいた自分が間違いだったことに気づいた。調べてみるといくつもの賞に輝いている女優さんだったんですね。

 あとスパイダーを魔弾の射手に引き込んだ黒幕は誰なのか?が知りたい。自分自身は高木竜之介であると信じている。番組上Jや教授を黒幕にした場合、かなりの矛盾点を視聴者から指摘されると思われる。視聴者も納得いかないような、倉野が藤丸をずっと見ていたと言えるほどの関係と、藤丸に比肩する倉野のハッキング技術を誰が知っていたのか?その上スパイダーを魔弾の射手に仲介できる人物でないと説得力にかける。

 シーズン2において、視聴者の前述のわだかまり感をある程度払拭させてくれたのが倉野医師役の満島ひかりさんの8話における素晴らしい演技だったと思う。さすがに怖かった。

倉野医師=スパイダーの動機

「藤丸君、遊ぼうよ。」とスパイダー=倉野医師が藤丸の携帯へ話しかけます。

ほんの少し前まで、それを藤丸=ファルコンへの挑発としか捉えていなかったのですが、自分の大きな誤りでした。偶然にネット上でハンドルネームが母という方の「子供の言葉」という投稿を見つけ、はっとしてしまいました。どうしてそのことにもっと早く気づけなかったのだろうか?と今は深く反省しています。今までブラッディマンデイ2の脚本が破綻しているものだと思い込んでいた自分が恥ずかしい限りです。

 倉野が幼い頃に戻って、素直に藤丸に声をかけているのです。藤丸に「一緒に遊んだ頃の私に気づいて。」そして、ある意味「救ってもらいたい。」と伝えているのです。

 現在浪人生である藤丸は18歳、それに対し新人医師である倉野は24歳位でしょう。6歳離れているので、幼い頃に遊んだ倉野のことを藤丸は思い出せないでいるのです。たぶん妹の遥であれば思い出せないのはなおさらのことだと思われます。と、なれば倉野医師は敷島教授の娘になります。

 高木竜之介と敷島教授は家族ぐるみの付き合いをしていました。シーズン1で敷島教授はBloody-Xのワクチン開発に成功したものの、国がその成果を認めなかったため、テロリストに加担し、結局はマヤに殺されてしまうという結果となりました。政府が彼の功績を認めていれば当時の英雄であったに違いませんが、結局のところテロを未然に防いだ藤丸が代わって英雄になってしまったのです。このことが高木家と敷島家の明暗を分けてしまったのです。

 高木家は英雄の家系として、一方では敷島家はテロリストの家系として蔑まされてしまったのです。そのため倉野医師は敷島を名乗ることができず、母方の姓を名乗ることを余儀なくされたわけです。

 そのときに倉野医師(当時は医大生と推測される)は、政府への不満を募らせ、マヤへの殺意、藤丸への復讐心を抱いたはずです。しかし、彼女には復讐の手段がありませんでした。そこへ「君のお父さんの無念を晴らしたいだろう。」とか言って、彼女をテロリストに引き込む黒幕が近づいてきたわけです。その黒幕が彼女に藤丸のハッキング技術を教えたわけです。

 その黒幕はいったい誰なのか?推測ですが、すでに私のブログで紹介ずみです。

 

ブラッディマンデイ2 スパイダーの正体を推測する

スパイダーの正体は「萩原」=「高木竜之介(藤丸の父)」

動機:九条総理が南アジアの亡命者をかくまい、この国で陰謀を進行させているのを阻止するため。テロリスト一味を一網打尽にするため。

情況証拠1:藤丸をいつも見ていたというのだから、高木竜之介、高木遥の2名のうちどちらか。ただし高木かなこ(藤丸の母)を除外する。萩原=高木竜之介でなければつじつまが合わなくなるので、この件に関しては後ほど説明する。

情況証拠2:藤丸のハッキング技術を知っていて越えられるのは、高木竜之介だけである。
ホーネットのハッキング技術も藤丸のものと酷似しているのは高木竜之介が伝授したことの表れである。

情況証拠3:シーズン1において、藤丸がネットカフェで父親のいる場所を探すが、父親にPCのコンセントごと引き抜かれ、追跡できずに会えないシーンがある。この時点でも藤丸は父親に出し抜かれている。

情況証拠4:シーズン1から澤北がシングルマザーだと知っていて、息子を簡単に拉致できるのは、シーズン1のサードアイのメンバー(高木竜之介を含む)である。新人の琢磨、植村、萩原は知り得ない。例外として、萩原が高木竜之介であれば可能である。

 高木竜之介はシーズン1でKに撃たれ死亡したことになっている。手術で遥に腎臓を提供したとなっているが、腎臓は一個だけでも十分である。となれば、高木竜之介が十分生きている可能性が大である。もし生きていたとしたら?同じ風貌では生きてゆけないので、整形手術をする必要がある。端的に言うと、萩原になってしまったとしたら、すべてつじつまが合うのである。

 藤丸の父である高木竜之介が手術後回復して極秘捜査に復帰していると、九条総理(当時は法務大臣)の陰謀を掴んだと考えられる。前回の私の記事で、苑麻が高木竜之介の生存を知っていると記述したが、萩原が苑麻にサードアイの責任者から辞職しようとしたとき、苑麻が高木竜之介の話を持ち出すシーンがあるので、苑麻が高木竜之介の生存を知っていたとしても、整形してどうなっているのかは知らない可能性が高い。

 萩原は南海の元上司であると言った設定を忘れてはいけない。となれば、南海は萩原の指示に従うだけでなく、萩原の正体も知っている可能性が高い。つまり、南海がスパイダーやスパイと見られやすいのは当然である。アリバイだけで追っていくと、南海がスパイダーに思えるが、動機に欠けていることを見落としがちになる。

 今回ブラッディマンデイ2では、シーズン1と違って「正義と悪」と言ったわかりやすい構図から「正義と正義(二つの正義)」と言った複雑な構図に変化したため、謎解きが難しくなっているような気がする。

 総理、マヤ、加納が正義ならば、総理の陰謀を阻止するものたちも正義なのである。

 アリバイからスパイダーが誰であるかを推察すると消去法が逆に難しくなる。動機から推察すると、恋人が殺された霧島、同僚(霧島の婚約者)が殺された南海、あおいを殺された音弥、父を殺された遥がスパイダーになり得ない。

 ではJがスパイダーかと言えば、今度はアリバイから言ってありえない。特殊医療拘置所にずっと拘束されているわけであるから。

 倉野はどうかといえば、ずっと藤丸を見てきている人物ではないので、スパイダーでなない。彼女の父が亡くなったとJに打ち明けているので、マヤに殺された教団の教祖をさした場合、十分にテロを引き起こす人物ではある。あるいは倉野の父親が敷村教授だった場合、別の展開が考えられる。

 倉野の父が敷村であれば、父の仇つまり危機管理が出来ていない政府に警鐘を鳴らし、マヤを殺害し、自分がテロリストの一味の娘と蔑まれてきたのと対照的に政府の英雄であった藤丸に復讐する行動に出たかったにちがいない。当時医学生だったとして知力があっても、藤丸のハッキング技術を盗むにはハードルが高すぎたはずである。藤丸を近くで見ていたとしても、藤丸に気づかれず、そして藤丸の近くにいるサードアイにも気づかれずに潜むには限界がある。ネットワーク上で藤丸を監視してテクニックを盗もうとしても、天才ハッカーはコンピュータにログインしているユーザーを全部チェックしているはずであるから、まず不可能である。となればハッキング技術を教えただけでなく核のテロを煽動し仲間に引き込んだ黒幕が存在するということである。もちろん藤丸の思考パターンを先取りすることのできる人物を指している。この人物は藤丸の父竜之介しかありえない。

 高木竜之介と敷村教授が家族づきあいをしていたころ、敷村教授の娘が藤丸君にこう言った。「藤丸くん遊ぼうよ。」

 そう藤丸は思い出せないでいる。

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